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ボディルセラ

曝気槽で活躍する微生物とは?その種類と活動についてPart-2

 2025/02/17   

みなさん、こんにちは。代表の澤本悟博です。
先週の金沢は、積雪で(3日間で40cm)、久しぶりに除雪車が活躍してくれました。
人力で行うよりも3倍は早いです。
会社にとっては必要なアイテムとなりました。

さて、今回は2025年1月14日の記事「曝気槽で活躍する微生物とは?その種類と活動について」の続きです。
Part-2として、微生物の動画を載せていきます。

 

◎ボルティセラ



分類:原生動物 繊毛虫類 縁毛目
形態:釣鐘形(ツリガネムシとも呼ばれます)
大きさ:35~120㎛程度

尾部にミオネーム(筋糸)入りの柄を持ち、基質に固着して生活します。
数が多い場合は空気量が豊富で活性汚泥が良好な時に出現します。
そんな時は透視度もよく、処理水質も良好となります。

お客様からも「ボルティセラが出現すると調子がいいよ!」と言われますが、実は下記のような場合があります。

数が少なく糸状菌と一緒に出現する。
それは、有機体窒素源が不足している時です!
フロックも解体気味で、空気量も不足気味な時となります。
まずできることは、㏗、SV30、粘性、汚泥界面などの確認です。
汚泥界面が高い場合には栄養剤の増量が必要になる場合があります。

また、沈殿槽が透き通るように透明の場合は危険です!(覚えておいて損はない)

それはなぜか?

糸状菌による沈殿槽でのろ過性能が増し、透明になっているのです。
そんな場合は曝気槽の汚泥の色も白っぽい場合があります。

汚泥の色が映って水面が透明に見えるのです。

「昨日までは汚泥界面も低く、透視度もよかったのに、朝来たらバルキング⁉」

そう、糸状菌バルキングです😢

糸状菌のことは今まで何度も載せていますのでこちらの記事を参考にしてください。

油脂分解・バルキング対策・臭気対策

通常良好生物と言われている「ボルティセラ」ですが、実は糸状菌と仲が良く、管理者の判断を混乱させる場合があります。

顕微鏡の観方からアドバイスいたします。
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よくあるバルキングの原因と対策事例はこちら

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