日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

MLSS

返送汚泥とは?必要な理由とその重要性

 2024/07/04   

こんにちは。澤本享宏です。

1年前に「研修と現場で学ぶ「汚泥の返送濃度と滞留時間」の重要性」という記事を書きましたが、今回はそもそも返送汚泥とは何か、また上記のことをさらに詳しく説明したいと思います。

活性汚泥法では沈殿槽底に汚泥が沈殿します。
沈殿した汚泥を曝気槽と汚泥貯留槽に返すことを返送汚泥といいます。

そもそも、なぜ返送汚泥をするのでしょうか。

曝気槽への返送汚泥理由は、曝気槽内でのMLSS(汚泥濃度)を維持するためです。
排水処理では毎日工場から原水が流れてきますので、通常は曝気槽への返送汚泥率は処理量と同じく100%行います。
MLSSを維持できないと生物処理ができません。

汚泥返送率は現場ごとに違います。
そのノウハウは、、、お問い合わせください。現場にお伺いして判断させていただきます。

返送汚泥も生物処理をしていく上では重要な要素となります。
ただそれだけを調整したからといって、うまくいくとも限りません。ここが排水処理の難しく、面白いところですね。

スピード対応が求められる排水処理のトラブルに対して、弊社では電話でのご相談(無料)や、速やかに現場に駆けつけての調査(無料)、汚泥を採取し分析・テスト(無料)など、スピード解決のためのサービスの一部を無料で提供していますので、お気軽にお問い合わせください。

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MLSSと油分解促進で沈降性をさらに改善

 2024/05/29   

こんにちは!澤本享宏です。
3月に投稿したブログ記事「曝気槽・沈殿槽での油分固着の改善結果」のその後の様子をお伝えします。

当時よりさらに状況を良くできないかと、担当者様とお話していました。
特に沈降性はまだまだ改善できると考え、油分解剤の増量とMLSSを調整しました。
すると粘度と沈降性に変化が見られました。

分析項目 調整前 調整後
SV30 96 92
粘度 22 17

担当者様からも嬉しいお言葉をいただきました。

「油の分解がさらに進み、もっと管理が楽になりました。また匂いもさらにしなくなり、ありがたいです。」

ここの油分解剤の量の調整やMLSSの調整、それに伴う空気量の調整に、弊社のノウハウが詰まっています。
そのノウハウは・・・お問い合わせください。

排水処理場での「油分固着」「臭い」の困りごとは待ったなし!
すぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
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