プラントの処理性向上・
コストダウンを目指し
部分工事から全体工事まで
全体をプランニング・最適化
活性汚泥の生物処理不良によるキャリーオーバーや臭気、コスト高を改善いたします
目次
プラントの処理性についてよくある困りごと
キャリーオーバー、臭気など、いつの間にか発生していませんか?
活性汚泥の生物処理がうまくいかないことによって、様々な問題が出てきます。
放っておくと沈降性不良や機器の劣化・故障などにつながるとともに、排水処理費用、電気代、汚泥処理費用、人件費など、コスト面でも相対的に上がっていく可能性が高くなります。
澤本商事なら現地調査・水質検査・ラボテスト・能力検討設計書付きご提案まで無料
現状や課題を把握した上で、解決かつ安定的な運用を目指したプラント能力の改善方法をご提案いたします。
処理水質の基準に対しての現行プラントの負荷を調査し、どの程度の補完工事が必要かなど、細かく設計・計算いたします。
排水プラントの処理能力分析例
原水の分析(BOD、CODmn 、ノルヘキ(n-ヘキサン)、SS(懸濁物質)、T-N 、T-P)、曝気槽液の分析(BOD、CODmn 、ノルヘキ(n-ヘキサン)、MLSS、VSS,、T-N 、T-P 、沈降性、粘度)などを行い、現施設の適正能力を導き出します。(分析費用は有料の場合もあります)
- 【分析例】
- 原水負荷(濃度・水量)に対する調整槽、曝気槽、沈殿槽の適正容積
原水負荷(濃度・水量)に対する適正発生汚泥量、汚泥転換率
排水プラントの一般的な処理水質要件
水質汚濁防止法に則ったBOD・CODmn・ノルヘキ(n-ヘキサン)・SS(懸濁物質)などの各種濃度
水質汚濁防止法は、公共用水域の水質汚濁の防止に関する日本の法律です。
工場や事業場から公共用水域に排出される水の排出及び地下に浸透する水の浸透を規制するとともに、生活排水対策の実施を推進することによって、公共用水域及び地下水の水質の汚濁の防止を図り、国民の健康を守るとともに生活環境を保全することを目的としています。
平均 | 最大 | |
---|---|---|
BOD濃度 | 20ppm以下 | 25ppm以下 |
SS濃度 | 30ppm以下 | 40ppm以下 |
N-Hex濃度 | 1ppm以下 | 1ppm以下 |
T-N濃度 | 60ppm以下 | 120ppm以下 |
T-P濃度 | 8ppm以下 | 16ppm以下 |
pH | 5.8 〜 8.6 | |
大腸菌群数 | 3000個以下 |
廃水処理施設設備工事ご提案例
事例1:「汚泥が増えキャリーオーバー(沈降不良)を起こしている」食肉・惣菜加工業者様(埼玉県)
困りごと
プラントの活性汚泥による生物処理がうまくいかないのか、汚泥の発生が増え、沈降不良や臭気発生、水量や負荷の増加などが起きている。処理能力が適正かどうか確認し、必要な対処をしたい。
解決事例
現状の処理系統を確認・把握し、原水の水質など検査の上、プラント改善の施策を設計・計算ともに細かくご提案。
【改善前プラントの情報】
- 一般廃水の濃度
- BOD : 2500ppm / SS : 600ppm / N-Hex : 300ppm
- 負荷量
- BOD濃度一般廃水2000㎥/D×2500ppm×10-3=500kg/D
N-Hex一般廃水2000㎥/D×300ppm×10-3=600kg/D
SS濃度一般廃水2000㎥/D×600ppm×10-3=1200kg/D - 処理系統
- 設備増強提案内容
提案内容前処理で原水槽に油水分離装置
調整槽増設工事 A案:500㎥ B案:1000㎥ C案;2000㎥
調整槽 → 加圧浮上装置 → 曝気槽
【汚泥活性フロー図と補完工事ご提案リスト】
1原水槽
油水分離装置増設
RY-OLS型
し渣移送ポンプ(新設)
処理水移送取付(新設)
2調整槽増設
調整槽容積1000㎥
エアー配管工事
ターボブロワ増設2台
ターボブロワTX100-08×0.8kg/cm2×40㎥/min×51.2kw×2基
予備1基
ブロワ室増設
電気工事
3加圧浮上装置増設
QCL-SDAF/2000型×1基
フロス移送ポンプ(新設)
4曝気槽配管工事
▼ターボブロワの場合
不足分の55kw分㎥/min追加では
ターボブロワTX100-08×0.8kg/cm2×40㎥/min×51.2kw×2基
▼配管工事
散気管増設
ヘッダー・メイン配管・枝配管増設
ブロワ室増設
5センターウエル取替
5mφ×1.5mH×1基 SUS(取替え増量)
6油水分離SS分・加圧浮上フロス用脱水機増設
ヘリオスUP1000型
脱水機室
設置工事
このようにプラントの全体工事ご提案はもちろん、部分工事やプランニングも行います。
まずは水質検査などお気軽にお問い合わせください。
澤本商事がご提案するプラントシステム「天城抗火石高速散水ろ床法」
環境省のETV事業で環境技術として実証されました
天城抗火石高速散水濾床法は、環境面や安全性にも配慮されたプラントであることを、環境省の元で実証さました。
プラントの適正能力検討対策をいたします
根本的かつ緊急対応をいたします
原水、汚泥をサンプリングし、分析を行います(顕微鏡観察も含む)。
機器や資剤の選定テストを行い、安定して運用していただけるようなご提案をいたします。
対応業種
- 日配食品製造業
- 豆腐製造工場、麩製造工場
- 製麺工場
- 洗米工場
- 食品加工業
- 食肉加工業(ハム工場)
- ブロイラー加工場
- 化学工場
- 製油工場
- ジュース、栄養ドリンクなどの飲料工場
- その他製造業など
汚泥の簡易分析、微生物観察、コンサル付き資剤ご提案の流れ
- アフターフォローで定期的な分析、機器のメンテナンスをしています。
- アフターフォロー中の水質分析は無料(簡易分析)で行います。また、季節ごとに最適な資剤のご提案もいたします。
- お客様の希望に合わせてメンテンナンス内容は異なります。