2025年03月の記事一覧

排水処理場の「油脂処理チェックポイント3選」をご紹介

 2025/03/27   

こんにちは。澤本商事の澤本剛希です。
気温も暖かくなり、春を感じられる季節になってきましたね。気温上昇に伴い、花粉や黄砂も多くなってきましたので、皆様体調には気を付けてお過ごしください。

さて本日は、本題にもある通り、排水処理場の「油脂処理チェックポイント3選」をご紹介したいと思います。
これまで、様々なお客様の排水処理場を見てきたわけですが、やはり油の分解にはどの処理場も困っているご様子です。
今回は、これに当てはまったら即対策!といった、現場での簡易的なチェックポイントをまとめましたので参考にして頂ければと思います。

チェックポイント1「曝気槽に泡が出ている」
曝気槽の泡
曝気槽にこのような泡が出ているときは、対策が必要です!
油分が多い泡はなかなか消えず、槽内環境を悪化させます。

チェックポイント2「オイルボール(油の塊)が発生している」
オイルボール(油の塊)
オイルボールが出ていると対策が必要です!
原水成分で油が多いと、このように白いつぶつぶのオイルボールが調整槽で発生し、その後の曝気槽で分解できず、槽内環境を悪化させます。

チェックポイント3「沈殿槽センターウェルで泡が発生している」
沈殿槽センターウェルの泡
沈殿槽のセンターウェルに曝気槽のような泡がたまっている場合も即対策が必要です!
処理できずに油が残っている指標になります!

以上が、主な油脂処理の「チェックポイント3選」となります。
このようなことが起こっている場合はすぐに対策が必要です。

「チェックポイント3選」のようなことが起きたときに登場するのが、弊社取扱いの資剤油脂分解剤「油トールB-SW」・栄養剤の「SANA-SI-C1-SW」・栄養剤「SANA-N改1-SW」です。

<油トールB-SW>
油トールB-SW

<SANA-NSi-C1-SW>
SANA-NSi-C1-SW-SW

<SANA-N改1-SW>
SANA-N改1-SW

こちらを実際に投入し、弊社ノウハウをもとに施設運用した時の改善事例は以下のとおりです。

1.曝気槽の泡改善事例

2.オイルボール改善事例

3.沈殿槽の泡改善事例

このように、しっかりと対策を行った結果、大幅な改善をすることが出来ました。

弊社取扱い資剤を適正量使用し、それに合わせた施設運用を行っていけば、槽内の油脂分解を促し、それに伴い生物活性・バルキング対策に繋げることが出来ます。
また、油が多い排水処理現場では臭気が発生します。油を分解することで、臭気発生を事前に防ぐことにも貢献します。
上記の「チェックポイント3選」は、これはなんなんだろう!?と思ったときに少しでも参考になれば!という思いで記載しています。
次回もまた排水処理に係る油とは別の「チェックポイント3選」でお会いしましょう!!



排水処理場の困りごとは待ったなしです!
すぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテスト、資剤選定までを無料でさせていただきます。
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設計と法規制の壁 – 乗り越えるからこそ生まれる価値

 2025/03/25   

みなさん、こんにちは。野崎徹です。

前回のブログで、排水処理施設計画において屋根付きの機械室などを設ける場合、ほとんどのケースで確認申請が必要になることをご紹介しました。
実は、それだけではなく、建築基準法に加えて都市計画法、工場立地法、消防法、さらには各種条例など、あらゆる法令をクリアしなければなりません。

施主様から「こんな小さな機械室で、そんなに大げさな届出が必要なの?」と驚かれることもありますが、日本の建築関連法令は非常に厳格です。
そのため、計画の初期段階から各種法令のチェックを行い、必要な届出に向けた資料を準備することが重要だと感じています。

先日、消防法関連の事前協議のため掛川消防署を訪れた際、掛川城が見えました。



こちらは平成6年に復元されたそうですね。
その姿を眺めながら、「復元設計者の方々も、法適合に相当苦労されたのではないか」と思いを馳せてしまいました。

法律や規制が多く、設計には様々なハードルがありますが、それを乗り越えることで、安全で機能的な施設を実現できます。
制約があるからこそ工夫のしがいがあり、設計の奥深さを感じる日々です。
これからも、より良い計画を提案できるよう努めていきたいと思います。

チェコの水処理事情は?!水と文明の関係を探る

 2025/03/17   

みなさん、こんにちは。澤本悟博です。
現在、東欧ハンガリー → スロバキア → チェコ → オーストリアの視察に来ています。

チェコの首都プラハには街の中に河が流ています。
日本では「モルダウ川(ドイツ語)」として知られています。
プラハの中心部を南北に流れている川で、チェコ国内最長の川とのことです。

プラハ市内では旧市街とプラハ城の間を流れ、有名なカレル橋がかかっています。
フランツ・カフカ博物館近くの川のほとりでカレル橋とヴルタヴァ川が一望できます。
下流にはドイツのドレスデン → ベルリンまで繋がっています。

国と国を繋ぐ川は重要な交通手段であり、航路での荷物、人の移動に使用され、大陸を縦断するには川は大切な資源となっています。
そのためなのか市内のトイレも綺麗に使用されて、街並みもゴミが少なく綺麗です。
当然のように排水規制も厳しく、汚水は流せない!
一国の汚染流出のために何カ国も被害に遭ってしまうからです。
工場や畜産関係の処理施設は日本と同じように活性汚泥法が多いようです。
気候も雪は少ないのですが、乾燥して寒く、夏は33~35℃と暑く、東北の太平洋側の気候と似ています。
季節変動も大きいことから、管理は容易ではないと推測されます。
次回は顕微鏡で微生物観察してみたいものです。

生活用水として、水道水は軟水器を通しているようですが、飲水は各家庭にウォーターサーバーを使用しているようです。
プラハの水道水を採水してきましたので、分析を行って、成分や水の法則性等を調べてみます。

水のあるところ文明は栄えます。
水を大切にする文化は日本とも共通ですね。

弊社では、環境保護・コストダウン・持続可能な未来への観点から、事業に利用する「水」そのものの見直しとご提案をしております。
浄水・水道水などの一般の水を、「改質水(SW1水)」という微細分子で活発な状態の水に変化させ、排水処理だけでなく、農業、飲食店、金属加工工場、食品加工工場など様々な業種の現場で活用していただいています。
「改質水ってなに?」と思われた方、ぜひ以下のページをご覧ください!

浄水から改質水へ(天城抗火石・改質水導入方法)

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大雪に負けず社屋前を除雪!除雪機が大活躍!

 2025/03/03   

こんにちは。澤本享宏です。

今日は排水処理の記事はお休みで近況をご報告。
2月に入ってからの石川県は、雪!雪!!雪!!!の日々でした。
今年は山では1m越え、平地でも合計で50〜60cmくらいの積雪量でした。(弊社の事務所は平地です)

今年は除雪機が大活躍でした。
仕事前には毎回この除雪機が出動しました。



金沢の雪は水分が多く、とても重いのです。
現場第一主義の弊社でも、この雪では駆けつけるスピードが・・・なんて言ってられません!
この除雪機でスピーディーに除雪を済ませ、現場へ向かっています。
技術の進歩は偉大ですね。

ようやく、雪が解け始めて動きやすくなりました。
今年はもう降らないことを祈りますが、雪にも負けず、どんどん現場に駆けつけますので、排水処理・油脂処理・臭気処理にお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

弊社はすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。

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