弊社は天城抗火石を炉材に使い、
石を固定し、石に排水を散水する散水ろ床方式の排水処理プラントを提案しています。
令和元年に環境省のETV事業で排水処理プラントの性能の実証実験を行いました。
ETV事業とは?
ETV事業は環境省が実施する事業で、環境技術開発者でも利用者でもない信頼できる第三者機関(実証機関)が環境技術環境保全効果等を実証し、その結果を公表することにより、環境技術の普及を支援するものです。
環境省ETV事業ウェブサイト
経緯・・・
澤本商事がETV事業に応募した理由弊社の天城抗火石を用いた排水処理事業は、かねてよりお客様の事業の効率化・促進はもちろん、メンテナンス性やコスト面でもご満足いただいておりましたが、環境省の元で実証されることにより、環境面や安全性にも配慮されたプラントであることをお伝えできればと思い、応募・採用の運びとなりました。
実証対象は、流量調整槽と散水ろ床槽、活性汚泥槽、沈殿槽から構成される排水処理施設です。
散水ろ床槽は、天城坑火石を散水ろ床用のろ材として使用しているろ床槽と散水された排水が溜まる循環槽で構成され、排水は循環槽からろ床槽へ循環しています。
有機性排水の処理を行い、公共用水域への環境負荷を低減させることができます。
結果は・・・
散水ろ床槽によるBODの濃度減少率は、定期試験で平均94.5%、日間水質水質試験で、夏季平均92.3%、冬季平均 91.7%であった。 また 、CODの濃度減少率は、定期試験で平均 85.1%、日間水質試験で夏季平均 80.3%、冬季平均 89.3%であった。
このことから、実証対象製品はBOD、CODともに散水ろ床槽による濃度減少率の実証する性能を満たした。
放流水質濃度では、BOD、SSに おいて定期試験、日間水質試験ともに実証する性能を満たし、CODでは 冬季の定期試験を除き 概ね実証する性能を満たした。
夏場の臭気もなく、冬場の気温が低下しても安定的な処理能力が実証されました。
詳細は弊社HPをご覧ください。https://www.sawamotoshoji.jp/etv/
対象・・・
排水の負荷が増加し汚泥増加に悩んでいる。
糸状菌・放線菌などが多く排水の安定化が出来ず悩んでいる。
水量・BOD・ノルヘキなどの負荷が増加し前処理を検討している。
等でお悩みがあり処理方法をご検討されているのであれば是非ご連絡下さい。
現場でのお打ち合わせ、負荷計算等行い改善提案をさせていただきます。