日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

ブログ

硫酸タンク工事・弊社独自の「天城抗火石散水ろ床法」

 2023/05/23   

皆さま、こんにちは!澤本商事の澤本剛希です。

今回は富山県にある飲料会社様の硫酸タンクの入替補修工事を、5月22(月)、23(火)の2日間に渡り行いました。

元々この飲料会社様はpH値が低く、適正値に調整するために苛性タンクを導入されていました。
しかし、原水の水質変化に伴いpH値が高くなってきた為に、今回硫酸タンクへの入替工事を実施することとなりました。


左:苛性タンク
右:硫酸タンク

実は排水処理の中で、微生物の活性を促すには、pH値を一定の範囲で調整・維持することが非常に大切な事の1つなのです!

弊社は、長年の排水処理場の改善運用に携わっており、pH値の調整や微生物の活性についても様々な事例や実績がございます。
微生物の活性状態についてお困りの方へアドバイスをさせて頂いておりますので、是非お問い合わせください。
なんでもお答えいたします。

実はもう1つ今日はお伝えしたいことがあります!

この飲料会社様は弊社独自の排水処理プラントである、
「天城抗火石散水ろ床方式」を導入されています。

この飲料会社様は下水放流で、入れさせていただいてる散水ろ床方式の主なフローとしては、
原水槽 → 調整槽 → 散水ろ床槽 → 処理槽、という流れになっています。


調整槽


散水ろ床1槽目


散水ろ床2槽目


処理槽

ここでお気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、弊社独自のプラント「天城抗火石散水ろ床方式」を導入して頂くと、下水放流の場合、沈殿槽と脱水機を設置しなくても処理が可能です。
ちなみに、「天城抗火石散水ろ床」は、環境省のETV事業で環境技術として実証されています。
環境面や安全面に配慮されたプラントシステムなのです。

ETV事業についてはこちら

導入していただいたお客様から一番寄せられるお声が、
・現行設備に追加でき、導入前よりも処理能力が上がった
・イニシャルコストを低く導入できた
・ランニングコストが下がった(汚泥処分費、薬剤費、人件費)

の3点でした。

年々上がっていく脱水汚泥の産廃費用や電気代、沈殿槽の汚泥界面上昇など、、、このようなお悩みを改善できる可能性がありますので、ご興味のある方、そもそも「散水ろ床方式」とは?という方でも、一度お問い合わせ頂ければと思います。

 

天城抗火石散水ろ床法の詳細はこちら

お問い合わせフォームはこちら

研修と現場で学ぶ「汚泥の返送濃度と滞留時間」の重要性

 2023/05/22   

こんにちは。新入社員の澤本享宏です。

連休前にはなりますが、弊社が代理店をしている(株)SANAに研修を受けに行ってまいりました。
今回が3回目で最後の研修となりました。

今回の研修では改めて基礎的なことを、復習も兼ねてご教授いただきました。
特筆すべきは「汚泥の返送率と汚泥の滞留時間」についてです。

まず、沈殿槽から曝気槽に返す汚泥返送率は通常処理量と同じ量、つまり100%です。
その理由は原水が毎日入ってくるので、返送率が100%以下だと処理が進まないからです

ただ、上記はセオリーでお客様の状況によって返送率は違います。

例えば、高負荷なら返送率を150%にして一気に処理するところもあります。
逆に低負荷なら返送率を低くすることもあります。

次に、上記にもつながるのですが、沈殿槽にある汚泥の滞留時間に関してです。
沈殿槽の汚泥の滞留時間は3~4時間が基本となります。特に夏場であれば腐敗しやすいので3時間が適切です。

多くの学びがあったこの研修後、実際に滞留時間が7~8時間になっている沈殿槽の現場におうかがいする機会がありました。
その現場は滞留時間が長すぎ、汚泥が沈殿槽で腐敗していました。

滞留時間がいかに大切かということを、研修と現場で学びました。

弊社ではお客様の工場、事業所にすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
排水処理、油脂処理、臭気処理でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

調整槽や原水槽の臭気を速攻で解消した「スメロンラックDL」

 2023/04/25   

こんにちは。新入社員の澤本享宏です。

先日、兵庫県のとある食品加工会社さんに訪問してきました。
「調整槽からの臭気発生に困っている」とのことで、現地に訪問したときは、工場内に硫化水素のような臭気が広がっていました。

そこで、SANAの強力な消臭剤「スメロンラックDL」をご提案させていただきました。

 

上記を添加後、「5分ほどで臭いが消えました」と嬉しいお声をいただきました。

 

産業排水処理施設で悪臭が発生すると、様々なリスクがあります。施設内の人材や近隣住民のためにも、悪臭は即時解消が望ましいです。
弊社では産業排水施設の能力診断や原水の状態検査などを行い、最適な処理剤をご提案いたします。
また適正な臭気処理が持続的にできるよう、排水処理施設の運転管理もサポートいたします。

水質・臭気検査、ラボテスト、お見積りまで無料でさせていただきますので、臭気対策でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

▼産業排水処理場の原水・汚泥の分析、微生物観察、資剤の提案の流れ

 

お問い合わせフォームはこちら

また、お電話でもご相談を承っておりますので、お急ぎの方は076-252-5507までご連絡ください。

出張で学んだ、排水処理施設の運転管理の重要性!

 2023/04/17   

こんにちは!
3月から入社した澤本享宏です。
入社してから排水処理の現場に足を運び、早く1人で回れるように奮闘しています。

先週の4月5日~7日で2泊3日の出張にいってきました。
1日目は滋賀県・愛知県、2・3日目は静岡県を回りました。

今回印象的だったことが排水処理施設の運転管理に関してです。
愛知県のお客様先に伺ったときのことです。
こちらは出張の前週にも訪問しており、その時は最終の曝気槽が嫌気性になっていました。
その際に、弊社社長が空気量の調整方法をアドバイスしたことで、今回、最終曝気槽内の糸状菌も減り、好気性になっていました。

また、静岡県のお客様でも排水処理の運転管理アドバイスによって糸状菌が弱くなり、処理が進み改善されていました。

排水処理は、微生物をいかに活性化させるかが鍵で、その一つとして運転管理も重要なのだと感じました。

弊社ではお客様の工場、事業所にすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
糸状菌でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

兼六園、満開の桜🌸(2023年)

 2023/04/07   

春の陽気…というにはまだ肌寒く感じることも多いですが、今年ももう4月ですね。
新年度になり、新しい環境に身を置くことになる方も多いかもしれません。
特に、新居での生活をスタートされた方は、ぜひ一度、水道水に変化がないか気にかけてみてください。
カルキ臭が前よりも強い、鉄っぽいにおいや薬品臭のような異臭がするケース等はすぐに気が付くと思いますが、他にも石鹸やシャンプーの泡立ちが悪いといったこと等も水質(硬度)が原因だったりします。

飲用だけでなくお料理やお風呂などにも良いお水を使いたいという方にぜひご検討いただきたいのが、「Eiddy(エイディ)」です✨
一般家庭向けの小さいモデルもラインナップされており、水道管元付けでお家のお水が丸ごと改質水になります🙌
また、お手軽に美味しくて身体に良いお水を飲みたい方には、天城抗火石を利用したウォーターサーバー「天の水」もオススメです!(販売は弊社ではしておりませんのでご興味のある方は各販売店様までお問い合わせください)

さて…春といえば桜ですが、皆様お花見はされましたか?
先日、桜満開の兼六園を散策してきましたがたくさんの人でにぎわっていました。
桜満開の兼六園花見橋
隣接する金沢城公園も桜の名所として有名です。
金沢城公園の桜
(撮影: 令和5年3月30日 木曜日)

タグ: , , , , , , ,