日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

野崎徹の記事一覧

設計と法規制の壁 – 乗り越えるからこそ生まれる価値

 2025/03/25   

みなさん、こんにちは。野崎徹です。

前回のブログで、排水処理施設計画において屋根付きの機械室などを設ける場合、ほとんどのケースで確認申請が必要になることをご紹介しました。
実は、それだけではなく、建築基準法に加えて都市計画法、工場立地法、消防法、さらには各種条例など、あらゆる法令をクリアしなければなりません。

施主様から「こんな小さな機械室で、そんなに大げさな届出が必要なの?」と驚かれることもありますが、日本の建築関連法令は非常に厳格です。
そのため、計画の初期段階から各種法令のチェックを行い、必要な届出に向けた資料を準備することが重要だと感じています。

先日、消防法関連の事前協議のため掛川消防署を訪れた際、掛川城が見えました。



こちらは平成6年に復元されたそうですね。
その姿を眺めながら、「復元設計者の方々も、法適合に相当苦労されたのではないか」と思いを馳せてしまいました。

法律や規制が多く、設計には様々なハードルがありますが、それを乗り越えることで、安全で機能的な施設を実現できます。
制約があるからこそ工夫のしがいがあり、設計の奥深さを感じる日々です。
これからも、より良い計画を提案できるよう努めていきたいと思います。

建築士事務所登録のご報告と今後の展望

 2025/02/26   

皆様こんにちは。野崎徹です。
このたび、当社が建築士事務所として正式に登録されましたことをご報告申し上げます。

排水処理施設を設計する際、ほとんどの場合、機械室が必要となります。
この機械室を新たに設けるためには、建築確認申請が必須となり、そのため、これまで当社では機械室部分の設計監理と確認申請を外部の建築設計事務所に委託しておりました。
ですが、外部事務所とのやり取りに時間と費用がかかることが課題となっており、この状況を改善できないかと常々考えておりました。

そこで、社長に「当社を建築士事務所として登録し、建築設計業務を自社で行えるようにしてはどうか」と提案したところ、快く承認をいただきました。

建築士事務所を開設するためには、管理建築士としての資格が必要となり、そのためには建築士免許と建築設計実務経験が求められます。
私は2級建築士であり、長年にわたる設計業務の経験があるため、その点については問題ありませんでした。
しかし、管理建築士講習の修了証が不足していたため、昨年末に講習を受講し、修了考査を受けました。



年明けの1月中旬には修了証が発行され、必要な書類をすべて整えて建築士事務所協会に提出した結果、先日無事に建築士事務所の登録が完了しました。

これにより、今後は設計、申請、着工までの流れがこれまで以上にスムーズに進行することが期待できます。

新たに設立した建築士事務所の名称は「株式会社澤本商事設計事務所」となります。

引き続き、皆さまのご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

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自社設計の排水処理プラントの機器配置と配管工事検査

 2024/12/26   

こんにちは。野崎徹です。
先日、当社設計の排水処理施設の機器配置、配管工事が完了したので検査に行ってまいりました。



今回の機器配置配管工事協力会社は、施設工業株式会社様にご担当いただいております。
非常に丁寧な施工をしていただいただけでなく、設計段階から有益な情報を沢山いただきました。
25年来のお付き合いをさせていただいてる会社様ですが、丁寧さと頼もしさは常に進化されてるように感じます。
ありがとうございました。

施設工業様社長と施工メンバー


施設工業株式会社 増井社長よりコメント

新潟市で環境プラントに関する仕事をしている施設工業株式会社の増井と申します。
このたび新潟市内の食品工場において、株式会社澤本商事様の天城抗火石散水ろ床法の排水処理プラントが採用されまして、弊社は機械設備及び配管工事について施工させて頂きました。
25年以上前からお付き合いをさせて頂いており、主に新潟県内の民間工場において、抗火石処理プラントの導入や既設排水処理施設の機能診断ならびに改善提案を頂きながら一緒に仕事をさせてもらっています。
水処理を中心に食やエネルギーも含めた幅広い分野において、新たな価値をつくりだせるように今後ともご指導の程よろしくお願い致します。


施設工業株式会社様のウェブサイトが先日リニューアルされたばかりなので是非ご覧ください。
https://www.skk.ne.jp/


ここまで順調に施工が進み、残るは試運転となりました。
今後の更新もお楽しみに!

▼これまでの経緯ブログ
排水処理施設の3D図面作成(2024/6/20)
建設中の排水処理施設の躯体配筋検査(2024/10/7)
天城抗火石高速散水ろ床法の石入れ作業(2024/11/14)

▼天城抗火石高速散水ろ床法の詳細はこちら
天城抗火石高速散水ろ床法
環境技術実証事業(ETV事業)

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天城抗火石高速散水ろ床法の石入れ作業

 2024/11/14   

こんにちは。野崎徹です。

先日、天城抗火石高速散水ろ床法を用いて当社が設計した排水処理施設のコンクリート工事が終了しました。

いよいよ最重要部である天城抗火石を散水ろ床槽に設置する石入れ作業が行われるので、その立ち合いに行ってきました。
クレーンで吊って直径1m、体積1立米ほどの天城抗火石の入った袋を、散水ろ床槽の中に落とし込み、中で袋を傾け天城抗火石を敷き詰めていきます。

この工程を設計数量を満たすまで繰り返します。
一個はだいたい手のひら大ぐらいの天城抗火石ですが、手に取ってみるとその見た目からは想像できないほど軽く、多孔質であることが実感できます。

石入れが終わったら、表面についた余分な砂を落とすため水を掛けを行います。

こうして、当社独自のシステムである天城抗火石高速散水ろ床法の天城抗火石設置が無事終了しました。
この後は機器設置、配管工事電気工事と進み、完成はもうすぐです。

天城抗火石を使った高速散水ろ床法の技術詳細はこちら
(この技術は、環境省のETV事業でも環境技術として実証されています。
ETV事業での実証詳細はこちら

天城抗火石高速散水ろ床法に関するお問い合わせはこちら

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建設中の排水処理施設の躯体配筋検査

 2024/10/07   

こんにちは。野崎徹です。
以前のブログ記事「排水処理施設の3D図面作成」の続きです。
3D図面で計画していた排水処理施設が、現在建設中です。

計画から着工まで非常にタイトなスケジュールでしたが、躯体工事の受注建設会社様のご尽力のおかげもありまして、ここまで順調に建設が進んでます。
その躯体配筋検査に行ってきました。

この現場は当社からだと片道4時間移動に掛かりますが、当社が関わらせて頂いてる排水処理施設の中では平均的な移動時間かと思います。
日本全国どこでも伺いますので是非お気軽にお声かけください。

お問い合わせはこちらから